6月28日~30日まで青森県三沢市で東北高等学校卓球選手権大会が行われました。
八戸卓球アカデミーからは八戸工業大学付属第二高等学校所属の木村瑠那(3年/きむらるな)が出場しました。
高校3年生にして初めての東北大会出場となりました。
1回戦は福島県の選手と対戦。
シーソーゲームとなり最終セットまでもつれこみましたがなんとか振り切って東北大会初勝利となりました。
取ったセット、取られたセットともに9本と競った場面が多くどちらに転んでもおかしくない展開でしたがよく頑張りました。
2回戦はシードの宮城県の選手。
こちらも最終5セット目まで行き10-8とリードしましたが惜しくも10-12で敗れました。
実力者相手にフルセットまで持ち込めたというのは実力がついてきた証拠ですが最後に勝ちきるにはまだまだ実力不足でした。
木村は中学校の時は青森県大会にも出場しておらず八戸市内ではベスト16ぐらいの選手でした。そこから八戸卓球アカデミーのトップアスリートコースに籍を置き、毎日練習に励んできました。
口数も少ない選手でしたので当初は「トップアスリートコースで大丈夫かな」と思っていましたが周りに流されずにただひたすらに練習に打ち込んでいる姿を見て、「いつかはやってくれるな」と信じていました。
高校2年生ぐらいから格上の選手や強豪チームのエース格にも接戦をしたり勝ちをもぎとったりと少しずつ結果も出始めてきました。
3年になり、県大会では初めてのベスト8に入り、シード権も獲得できました。シードをもらえると強敵とは早い段階での対戦が回避されるのでこれはとても大きなポイントでした。
選手としても監督としても良い時もあれば悪い時もありますが今回の木村のように愚直に努力を続けることでいつかは結果がでるということに私も勇気をもらいました。