新年度がスタートしました。
進学・進級された皆様おめでとうございます!

青森県内の桜も満開でございます。
進学先・進級先で新体制での部活動も始まる頃だと思います。
気持ちを新たに頑張っていこうとワクワクな時期のことでしょう。

年度も新たになりましたので卓球ノートをつけてみてはいかがでしょうか。
卓球ノートを書くことで復習にもなりますし教えてもらったことをいつでも読み返すことができます。

ノートの書き方に正解はありませんがいくつかポイントを掴むと書きやすい、読みやすいノートになります。

「卓球ノート記入例」

卓球ノートの構成について

まず卓球ノートを作成するにあたり自分なりのフォーマットを決めましょう。
どういうものが正解ということはありませんが毎日書き方が変わったり、項目がバラバラだと書く際に面倒になったり、後で読み返すときに読みづらくなるのでなんとなくでもいいのでいくつか項目を決めておきましょう。
書いていくうちに自分なりにしっくりする項目ができていくはずです。

以下の内容を参考にして卓球ノートを書いてみましょう。

1、練習内容
2、監督・コーチの話・アドバイス
3、一日の練習の感想

この3つは最低でも入れておきたい項目です。
日々「自分がどのような練習をして、どういうアドバイスをもらって、その日に何を感じたか」この流れを作っておけばノートが書きやすく自分の頭の中も整理しやすいでしょう。
またその他に下記2つも入れるとより内容の濃いノートになると思います。

(1)自分の目標
(2)直近の試合までのカウントダウン

※上記「卓球ノート作成例」参照下さい


ではここで最初に挙げた3つの項目について細かく見ていきます。

1、練習内容

練習内容は項目ごとに分けて書くようにしましょう。具体的には

・サーブ練習
・1球練習
・多球練習
・ゲーム練習


などです。
サーブ練習であれば「どこのコースにどの回転を出す練習」なのか。
1球練習であれば「フットワークの種類、時間、ラリー回数」などを書きましょう。
フットワーク練習やシステム練習などは文字で書くよりも卓球台と矢印を使って図で表すと見やすいです。
※上記「卓球ノート作成例」参照下さい。

2、監督・コーチからの話・アドバイス

指導者やコーチがいてアドバイスをもらった時は必ず書くようにしましょう。
直接自分に言われている内容でなくても全体に言っていたことや多球練習などで別の選手に言っていたことも自分に置き換えてみて必要だと思うところは全て書くようにしましょう。書いて損をすることはありません。
書く際には文章で書くより箇条書きにした方が読み返しの時に見やすいでしょう。

【文章】
私はツッツキのボールに対してドライブする時にいつもネットミスが多くコーチからもっとボールの軌道を高くして山なりに返した方がいいとアドバイスをもらいました。ボールを弾くのではなくラバーでボールを擦って回転をかけることも大切だと教えてもらいました。

【文章→箇条書きへ変換】
・ドライブは軌道を高くして山なりに返す(ツッツキの時は特に)
・弾かないで回転重視

3、一日の練習の感想

ノートの最後はその日の自分の練習を振り返ってみての感想を書きましょう。初めのうちは「疲れた」や「楽しかった」などその時の感情だけでも構いません。思ったことをそのまま書いてみましょう。
次第に学年が上がりレベルも上がっていったときには自分が出来たこと、出来なかったこと、以前の自分と比べてどうなっているのか、直近の試合に向けてどう影響するのか、などを書くようにしましょう。
ここでは箇条書きではなく文章で書いて日記のような感じにしましょう。

『感想例』
・フットワーク練習がメインでいつもより長い時間動いたので疲れた。でもこれを続けていけば速く動けるようになり攻撃力もアップすると思うので次の練習も頑張ろう。

・多球練習の時にコーチから「フォアドライブが振り切っていない」と言われました。これは別のコーチにも言われたので私の癖なんだと思います。毎日意識してしっかり振り切ってボールの威力を上げていきたいです。

・ゲーム練習で今まで負けたことのない相手に負けた。すごく悔しかったです。自分だけじゃなくほかの人も頑張っているので自分も頑張って1か月後の大会では良い成績を残せるようにしたいです。


どの書き方が正しいというのはありませんができるだけ毎日同じフォーマットで書くように心がけましょう。 書くことによりその日の練習の復習にもなりますし、調子が悪くなった時、悩んだ時などノートを読み返すことにより答えが書かれていたり、ヒントになることも書いているかもしれません。
人間は忘れやすい生き物なのでしっかりノートに書き留めていざというときの自分の心のよりどころにしてみてはいかがでしょうか。

卓球をやり始めたばかりという選手は卓球メーカーで卓球ノートを販売していますので参考にしてみてください。

「日本卓球株式会社(ニッタク)販売」
「ビギナーズ卓球ノート&ガイド」