こんにちは。
八戸市の卓球指導者沼田です。→プロフィール
緊急事態宣言が解除され少しずつですが部活動やスポーツ活動の再開が聞こえてきています。
小学校、中学校など新入生や部活動適当学年になりやっと入部して競技をスタートできると喜んでいる子供も多いと思います。
そこで今回は練習をより効率的なものにするために多球練習のボールの出し方について動画解説していきます。
多球練習とは字のごとく球を多く使い行う練習のことです。卓球を始めた初心者からトップ選手まで幅広く行われる練習になります。一般的には大人やコーチが子供たちに行うように考えれられていますが選手同士で行うことができればより効率的な練習となりますので是非取り組んで有意義な練習時間にしてほしいと思います。
1、ロングボールはワンバウンド式とノーバウンド式の2種類ある
ロングボール(前進回転)の多球練習のボール出しにおいてまず2種類あることを覚えましょう。自分の台に1回ついてからボールを出すワンバウンド式と掴んだボールを直接相手のコートに打ち込むノーバウンド式です。球出し初心者や苦手な人はまずは前者のワンバウンド式から取り組んでみましょう。自分の台にバウンドさせるので打つポイントが見え、タイミングが取りやすいという特徴があります。一方のノーバウンド式は掴んだボールをラケットにぶつけるように出すのでボール自体のスピードはでますがインパクトの位置が見えづらく上級者向けとなります。
球出しもフォアドライブやフットワーク練習などと同様で数をこなしいくとコツが掴めて上達していきますのでまずは少しの時間でもいいので毎日継続して行ってみましょう。
2、同じ球を同じタイミングで出し続けることが第一歩
多球練習の球出しレベルを見る際に「同じタイミングで出し続けれるかどうか」が一つの目安になります。
卓球は自分なりのリズムを掴むことにより連打ができるようになっていきますので球出しも同じリズム、同じタイミングで出してあげることが重要になります。
初めのうちは遅くてもいいので同じ間隔(ピッチ)で出し続けることを意識しましょう。そしてその間隔(ピッチ)を短く、速くしていくことを目標にしましょう。
一番ダメなのが速いボールと思ったら次はゆっくりなボールで相手を待たせる、高いボールを送った後に速いボールを送り相手が打てないように意地悪をするなどです。
ボールを打っている人だけが練習しているのではなくボール出しをしている人も練習しているという意識で取り組むことが上達への第一歩です。
3、一番のポイントは手元を見ずにボールを掴めるかどうか
球出しを上手く行うためには「ボールを打つ」ということよりも「ボールを掴む」ことの方が初めのうちは大切です。多球練習の球出しは「打つ」という動作と「掴む」という動作を同時に行わければいけません。ボールを打ちながら次のボールを掴むということですね。そして手元を見ずに打球者を見ながらその動作を繰り返し行わなければいけません。しかし初めのうちはボールを出すことでいっぱいいっぱいで手元を見ずにボールを掴むなんて無理な話です。しかしちょっとした工夫でボールが掴みやすくなるので参考にしてみてください。
1、卓球台の上にかごを置かずに卓球台の高さと同じくらいの台の上にかごを乗せて球出しをする
2、できるだけかごに傾斜をつけてボールが一か所に集まるようにする
3、掴みやすいようにボールは常にいっぱいにしておく(球拾いをしたらすぐにかごに戻してもらう)
この3つが揃っているだけでボール出しは大幅に行いやすくなります。
あとは”習うより慣れよ”ではないですがやってみることです。数を重ねないことにはコツも掴めません。多球練習の時間を確保してチーム全員で球出しをできるようになればレベルアップの近道になること間違いなしです!!
動画も参考にしてみてください。
【動画つき記事】
・多球練習のボールの出し方②下回転ボール
・試合で勝つ為に必要な5つのこと Zoom解説②
・試合で勝つ為に必要な5つのこと Zoom解説①
・【サーブ/動画】サーブ後の準備体勢パートⅡ
・【サーブ/動画】サーブ後の準備体勢
・【サーブ/動画】サーブ力を上げる
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