先日指導させて頂いている学校の三年生を送る会に出席させて頂きました。終わってみれば三年間はあっという間だったなと感じます。二年生、三年生と上がるにつれて自分の意見も言えるようになり、人間的にも成長できたのだと思います。卒業生も去ることながらそれを支え続けた御父母の方達も本当にお疲れ様でした。二次会、三次会・・・そして四次会での皆さんのパワーは一生忘れません。笑
またご一緒できる日を心待ちにしております。
みんな卒業おめでとう☆
こんにちは。
八戸市の卓球指導者沼田です。→プロフィール
話は送る会から卓球の話へ☆
現代の卓球は超高速卓球と言われ台から下がらずに両ハンドを振っていくスタイルが主流になっています。その為、フォアサイドはフォアハンド、バックサイドはバックハンドという線引きがされ「回り込み」、「飛びつき」ができる子供たちが以前より少なくなっているように思います。
将来的に両ハンドスタイルを目指していくのは良いと思いますが小学生の頃からひたすら前にへばりついてプレーさせるのはいかがなものかと思います。ましてこの時期はその選手の基礎を作る時期なので目の前の試合を勝つための練習をしていては長い目で見た時に小さくまとまったプレーになる恐れがあると考えています。
感覚を身につけるためにも台から少し離れたところから打ち合う練習や打たれたボールをロビングするなどの練習も毎日の練習に取り入れるべきだと思っています。具体的にどういう練習があるのか見ていきます。
1、中陣で打ち合う
前陣でのプレーばかりになると「フォームが小さくなる」「威力のあるボールが打てない」など偏ったスタイルになってしまいます。もちろん小さいフォームで振らなければいけないときもありますが大きいスイングで打てるようにしておかなければ威力も出ませんし、プレー領域も狭まってしまいます。後ろに下げられた時点で終了ということになりかねません。レベルが上がれば女子の選手でも中陣での引き合いをしなければいけない場面が必ずでてきます。
八戸卓球アカデミーでは中陣からドライブを打つ、中陣で動く、下がってスマッシュを取るなどの練習を行っています。柔軟な考えができるうちに様々な感覚を身につけさすことが重要だと思っています。
2、卓球台を2台使い大きく動く
30歳以上の卓球経験者の方は一度はやったことがあるのではないでしょうか。なかなかのしんどさです。卓球台2台分の広さなので始めのうちは足が合わなかったり、全く届かなったりと来るボールに振り回されるのですぐに疲れてしまいます。しかしながら練習するうちになんとなくリズムや足の動かし方のコツが掴めてくるものです。
大きい動きをするというのはこれまでよりも
「踏ん張る力」
「手をだそうとする意識」
「足の動かす幅・スピード」
などが必要になります。特に「踏ん張る力」は大事で遠いボールを取る為にも必要ですがその他「低く来たボールをドライブする」、「切れたボールを強打する」、「ループドライブをカウンターする」などの場面でも必要になります。
このように2台分の広さをただ単純に「動く」だけでなく、大きく動くことにより何が得られるかを選手達が理解することにより「この練習は○○の為にやろう」という目的意識を持って取り組んでくれます。目的意識があるのと無いのとではその成果が全然違ってきます。
大きく動くフットワークでも練習内容は様々ありますが、まずは頭で考えるよりやってみることが大事だと思います。苦しい練習を続けているとどこかで力が抜けて自然なフォームを手に入れるということがしばしば起こります。
「習うより慣れろ!!」
これが大事な時もあるのです。
是非みなさんも固定観念に縛られない練習を考えて、まずはやってみましょう。
追伸
野村監督の本はほぼ全部読ませて頂きました。競技は違えど卓球に置き換えれる部分もたくさんあり、なにより人間として成長させてくれる内容が多く大変勉強になりました。
数々の名言も去ることながら数々の「ボヤキ」最高でした☆
「マー君、神の子、不思議な子」
合掌。
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