12月16日。34歳になりました。
皆さんから沢山のお祝いのメッセージ頂きました。本当にありがとうございます。
昨日の練習時に整列してさぁ練習を始めようとするといつにも増しておしゃべりがすぎるので注意すると、突然「ハッピーバースデー」の合唱が・・・(涙)
練習前にみんなで打ち合わせをしていたんですね☆そもそも私の誕生日を知っていたことに驚きですが。
何か自分達でできないかなと考えてやってくれたのが何より嬉しかったです。
その気持ちを裏切らないようにこれから更に気を引き締めて指導にあたっていきたいですね。
こんにちは。
八戸市の卓球指導者沼田です。→プロフィール
卓球の指導では基本的に「足を出してから〇〇を行う」という指導がされることが多くあります。全てのスポーツに言えることですがやはり下半身がしっかりしていないと力強いボールが打てないということが大きな理由でしょう。
しかしながら現代卓球は「超高速卓球時代」と言われ、これまでよりも打球点が優先される場面が多くなっています。これらに対応するためには何を気を付けていけばいいのでしょうか。
”足が行ってから打つ”の意味
卓球の基本はボールが来たところに足を動かし、体を持っていき打球することです。これは体の近くでボールを捉える必要があるからです。体から遠い位置でインパクトしてしまうと踏ん張りがきかなかったり、体の一部を使ってしか打球できない為、力が入らないなどのマイナス要因が発生します。つまり足が先に行ってから打つということは「踏ん張り」を利かせ、「体全体を使って威力あるボールを打つ」ためなのです。
ほとんどのスポーツ競技において足、膝などの下半身の役割は重要と言われます。卓球も例外ではなく下半身の力は非常に大きな役割を持っています。踏ん張る力、床を蹴る力、動く力などは全て下半身あってのものです。
しかしながら現代は打球点が最優先される時代になってきており足を動かしてから打球することで時間的ロスが生まれ、振り遅れ・ノータッチなどが増える原因になります。
どう対処すべきか次の項目で見ていきましょう。
打球点を優先するために手を出す
足を先に出してから打つことが基本ということを書きましたが裏を返せば手から先にでることはあまり良しとはされないということです。
しかしながら前述したように足を出してから打つというのは時間を要します。時間と言っても何メートルも移動するのではなくほんの一瞬動く程度の話ですが今の卓球に於いてこの一瞬が命取りになります。
その際に必要なのが「手を先に出す」ということなのです。
実際に手を先に出してボールを打つという意味ではなくまず手を出して(伸ばして)打つポイントを定めるという意味です。バックスイングを引く時間を削減し、ボールに対して最短距離をたどり、手を伸ばして取る為の努力をするのです。特に体から遠いボール、咄嗟に来たボールに対しては確実に実行したいです。
下の図を例に見ていきます。
皆さんも試合で経験したことがある展開ではないでしょうか。
分かりやすいように右利き対左利きの展開にしていますがフォアサイドに速いボールを送られるという内容を表しています。
咄嗟に来たボールやスピードがあるボールを送られた時に「届かない」、「間に合わない」というようなことがしばしば起こります。この時に基本を重視しようとすると足をしっかり動かして(飛びついて)打つことになるのですが、そうすることにより打点が落ちてしまいます。ここで選択すべきはベストな体勢で打つことではなく「打点を落とさず打球して相手に時間を与えない」ことです。つまり足ではなく先に手を出して打つポイントを下げないということです。その判断を間違い「基本をしっかりやろう」とボールを引き付けて打ってしまうと打点が落ち、結局は後手後手の展開になってしまうのです。
一昔前に比べバックハンドの技術力が飛躍的に向上している昨今。このようにフォアサイドに大きく動かされる場面は多くなっているため、是非とも「手から先に出す」という取り方を習得してほしいと思います。
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