皆様のお家にサンタさんは来ましたでしょうか。
クリスマスも終わり次はお正月が待っています。冬はイベントが多いですね。

さてさて私はというと県外指導も先週で無事終えることができました。東北地方の寒さも本格的になってきてますがそんな中、暖房が効いている環境で練習できるのは幸せなことですね。選手達にはまた来年からも頑張ってほしいと思います。

こんにちは。
八戸市の卓球指導者沼田です。→プロフィール

2019年も残すところあと一週間となりました。
この時期になると大会はひと段落して年末年始の休みへ突入する選手が大半だと思います。逆に全日本に出る選手は一年の集大成となる試合なのでむしろ一番追い込みをかけている頃かもしれません。私も高校2年から全日本選手権に出場してこの時期はゆっくり休めたという事はほとんどありませんでした。(※昔は全日本は12月だったので正月はゆっくり出来るときもありましたが。)
年が明けると各カテゴリーでの選抜大会はありますが小学生から高校生までのメインとなる「全中」、「インターハイ」などの大会は夏に集中します。一番の大きな大会に向けて何ができるか考えてみることがこの時期は大切になります。具体的に3つの取り組みを紹介してみたいと思います。

1、新しい技術を習得する

大きい試合が少ない時期にはシステム練習や戦術練習よりも「新しい技術を習得」することに時間を使いましょう。
新しい技術を習得するにはかなりの時間を要します。それをシーズン中(夏の大会本番中)であったりシーズン前(夏の予選会の直前)に取り組むと多くの時間を割くことができなかったり中途半端に取り組んでしまったりすることで変なクセがついたりしてしまい逆効果となってしまいます。
その為大きな大会が少ない冬の時期に取り組むことが大事なのです。

冬と言ってもいつからいつまでの期間取り組むのかというのは普段の練習環境によって違いはでてきますが12月頃から2月頃までの約3ヵ月間ぐらいが妥当な期間と考えています。この期間はそれだけ(新しい技術)を反復で繰り返し練習をし、春先から夏前の時期に実戦で使えるようなシステム練習をするというような練習計画を立てるのがいいでしょう。

2、フットワーク練習やトレーニングなどの基礎体力の強化

新しい技術の習得に取り組む一方で徹底したフットワーク練習やサーキットトレーニングなどもこの時期にいつもより時間を使い行っていきたい項目になります。シーズン中に筋力トレーニングや負荷をかけすぎると怪我や疲れの原因となりますのでこの時期に行っておきたいのです。
練習時間や競技レベルにもよりますが小学生ぐらいのうちは筋力トレーニングよりもサーキットトレーニングやラダーなどのスピード系を中心にして中学生ぐらいからは少しずつ筋力トレーニングを増やしていくやり方が良いとされています。
また体幹トレーニングはどの年齢にでも行ってほしいトレーニングです。体幹を鍛えることによりプレー中の体のブレがなくなり安定してボールを打つことができるようになります。

3、立てた目標に対して今の自分の立ち位置を把握する

冬にやらなければいけないというわけではありませんが自分が立てた目標に対して現在の達成率、進捗率がどれくらいなのかということを常に自分なりにチェックし続けることが大切です。
目標は立てて終わりではなく日々の進捗を確認し、逆算しながら取り組まなければいけません。全ての選手が年単位で目標を立てているとは限りませんが、今年一年間で自分自身、出来なかったことが出来るようになったこと、勝てなかった相手に勝てたことなどを振り返ることが「自分もやればできるんだ!!」という自信に繋がり、今後の目標達成に向けてのモチベーションアップにもつながります。

一年間の自分の頑張りを自分で褒めてあげて「来年もまた頑張ろう!!」という時間を作ってみてはいかがでしょうか。


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