バスケットの八村選手すごいですね。
日本人がバスケットボールという競技で認められることが凄い事だと思います。このようなニュースがでるとまた自分も頑張ろうと思えますね。あっちなみに私も小学校の時はバスケ部でした。笑
ということで今日もワクワクな気持ちでいきましょう☆

こんにちは。
八戸市出身の卓球指導者沼田です。→プロフィール

前回からの練習メニューの組み立て方(指導目安:中学生)の第二回目となります。
第一回(指導目安:小学生)はこちら

中学生になると少しずつ自分の型ができてくるようになります。それに伴い基本練習の他にサーブ、レシーブからのパターン練習やより細かな動きを混ぜた多球練習を増やしていく必要があります。しかしながらこれも前回同様ですがあれこれ手を付けすぎてもいけませんので優先順位をつけてメニューを組み立てることが大切です。では具体的にどのような練習があるか紹介していきましょう。

1、課題練習メニューの紹介

これはサーブから攻める練習(SV側)とレシーブから守る練習(RV側)になります。お互いがそれぞれの目的を把握して練習することが大切です。

【SV側】
サーブから5球目まではコースを決めそれ以降はフリーという練習。コースが決まっている為、フリーになるまではミスをせずにラリーをすることが大切です。(レベルが上がるにつれて3球目、5球目の質をあげていきましょう)
この練習のポイントは
1、サーブは短くだす(2バウンド以上)
2、回り込みは打点を落とさない
3、飛びつきの打点を落とさない

大きくこの3つです。

【RV側】
ツッツキのレシーブをしてから相手のドライブをフォアへブロックしてからフリーになります。レシーブ側のポイントは
1、相手のサーブの長短を判断し、出ている場合はドライブをしていく
2、ブロックをミスなく入れる
3、ブロック後のフォアのボールはできるだけカウンターする

大きくこの3つです。

一つの練習でもSV側とRV側で意識する点は違ってきますので練習内容をしっかり理解して取り組みましょう。

レベルが上がるにつれてこの「ストップ」という技術が大変重要になってきます。ストップで一番大切なことは短く止めることです。多少バウンドが高くなっても短く止める事を意識して取り組みましょう。
ストップをする際は強くインパクトしてしまうとボールが反発して長いボールになったり浮いたりしてしまうのでボールタッチはできるだけ優しくしましょう。始めのうちは力を抜いてそっとラケットを置く感覚で行うのが良いでしょう。

中陣からのドライブ対ドライブの練習。お互いが少しずつコースをずらしていき打ち合います。お互いがコースを少しずつずらしていくのでコントロールが大変重要になります。大きくコースをずらしてしまうと相手側も大きく動くことになりラリーが続かないので注意しましょう。初めのうちは球威を落としてミスなく続けることを意識しましょう。そして徐々に球威をあげていき動きも速くしていきましょう。

④多球練習(ボールの出し方についての動画解説はこちら)
1、下回転打ち(フォアハンド、バックハンド)
2、ストップ1本、全面にツッツキ1本
3、全面にランダムに4本~5本のスピードボール

多球練習は球出しのレベルによって練習の質に差がでます。初めは出す側と打つ側のタイミングが合わないことがあると思いますが毎日やることにより少しずつ改善されていきますので継続して行っていきましょう。球を出すポイントは相手が打ったタイミングで次のボールを出す事。そして手元のボールは見ずに相手の動きを見ながらだすことです。あとは反復練習あるのみです。

多球練習の目的は正しいフォームを身に着けることや反応を鍛えるなどがあります。正しいフォームで打つには打つ前のポジション取りをしっかりしなければいけません。単純な動きの練習は初めのうちは正しい姿勢で打てている事が多いですが時間が経ち苦しくなってくるとフォームが崩れてきますのでそういう時こそ自分の姿勢、ポジション取りを意識して取り組むことが大切です。

1の下回転打ちについては主にフォーム作りの意図があります。正しいフォームを身に着け何本でもミスなく打つことが大切です。
2の項目については台上に入ってから戻って打つ練習になります。卓球は左右だけでなく前後の動きも必要なので足の運び方や戻りの速さを身に着けましょう。
3の項目ついてはランダムに来るボールに対して反応する練習です。全面にランダムにくるのでまず来たボールに対してラケットを出すことが大事になります。また自分の位置から遠い所に来たボールに対してはしっかりと足を出すことが必要です。まずはラケットに当てることから始めましょう。

2、それぞれの練習の時間配分

上記にいくつか練習を紹介しましたが次にその練習を日々どう時間配分すればいいか見ていきます。

練習を
1、フットワーク練習
2、課題練習
3、多球練習
の3つに分けます。毎日の練習メニューを決める中で何を意識するのかを整理しましょう。その中でフットワーク練習は毎日行うべき項目ですのでそれ以外の項目をどう配分するかを考えます。「課題練習で攻めのパターンを身に着けたいのか、はたまた多球練習で正しいフォームを身に着けたいのか」目的によって練習パターンは変わりますのでいくつか自分なりのパターンを持っておきましょう。そして練習の1コマは短くても30分を一つの目安にして組み立てましょう。時間が短かすぎると目的意識が薄れてしまうので注意が必要です。

上記のパターンはフットワーク練習は最低30分は毎日固定の練習とし、多球練習中心のパターンと課題練習中心のパターンとに分けて作成しました。技術レベルや練習の人数によっても練習のパターンは変わってきますので定期的に内容を見直してマンネリしないようにすることが大切です。


【ブログ/練習方法について】
メニューの組み立て方(中学生)パートⅡ
フットワークで意識すること②力を抜く
メニューの組み立て方(小学生)
フットワークで意識すること①蹴る・止まる
初心者が試合で勝ち、強くなる為にすべきこと
練習の意図を伝える


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